名古屋・栄のライブハウスガイド:街の歴史と音楽

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名古屋・栄のライブハウスガイド:街の歴史と音楽
写真: Sascha Albert(Unsplash)

デパートに地下街、テレビ塔。名古屋の中心地・栄は、ライブハウスの街でもあります。ツアーで回ってくるバンド、地元のパンク、ジャズ、オールディーズ、アイドルまで、どれも栄駅から歩いて行ける距離。名古屋でライブを観るなら、まずは栄から始めるのがいちばんです。

火除けの道から街の中心へ

栄の始まりは防火でした。1660年の万治の大火で城下町の半分が焼けたあと、延焼を防ぐために一本の道が幅およそ5メートルから27メートルへと広げられます。これが広小路で、栄はこの交差点を中心に発展してきました。

戦後も同じ発想で、街の真ん中に広い緑地帯として久屋大通公園がつくられました。1954年には高さ180メートルの名古屋テレビ塔が公園内に完成。日本でも最も古いテレビ塔のひとつです。2002年にはガラスの屋根が目を引くオアシス21が開業し、2020年には公園全体がリニューアルされ、芝生やカフェ、ショップが並ぶ姿に生まれ変わりました。

いまの栄は、昼は買い物、夜は飲みに出かける街。大通り沿いにはデパートが並び、その下には地下街が広がり、西側には繁華街として知られる錦三丁目が続きます。栄駅には東山線と名城線が乗り入れていて、名古屋駅からもすぐです。

栄の音楽の歴史

1989年6月、開業したばかりの名古屋パルコ東館8階に名古屋CLUB QUATTROが誕生しました。前年オープンの渋谷に続く2店目のクアトロです。以来、ストリートカルチャーを軸に、ジャンルにとらわれない音楽をこの街で鳴らし続けています。

2006年にはZIP-FMが「SAKAE SP-RING」をスタート。リストバンドひとつで複数の会場を行き来できるサーキットイベントです。2006年5月31日の第1回は、クアトロやダイアモンドホールなど6会場での開催でした。20年目を迎えた2026年には、栄と新栄の18会場に2日間で数百組が出演する、東海地区最大級のライブサーキットに成長しています。

グループ名にまでなったのも栄ならでは。2008年7月に結成されたSKE48は「SaKaE」から名前をとり、サンシャインサカエの専用劇場を拠点に活動しています。

栄ならではの楽しみ方

ひとつのジャンルに色が寄るライブハウス街も多いなか、栄はなんでもそろっていて、しかもすべてが近いのが魅力です。ツアーのバンドはクアトロやNAGOYA ReNY limitedへ。Live DOXY、TIGHT ROPE、Red Dragonといった小さめの箱では、地元のロック、パンク、ヒップホップが毎晩のように鳴っています。

ほかのライブハウス街ではなかなか出会えない店もあります。名古屋ケントスではハウスバンドの生演奏でオールディーズを。SakaeBaseはオープンマイク営業で、飛び込みでの演奏も歓迎。2026年8月にオープンした世界アイドル共和国はアイドルのライブのための劇場です。ジャズを聴くなら、錦のビルの一室にあるライブバーMILES(マイルス)へ。

栄のこれからのライブ

栄のライブハウス

栄から足をのばして

名古屋の老舗ライブハウスの多くは、栄から一駅、二駅の距離にあります。すぐ東の新栄には、1984年3月にオープンしたHeartLand、1992年から地元のバンドを支えてきたCLUB ROCK'N'ROLL、そしてダイアモンドホールがあります。

さらに東の今池には、名古屋のライブハウスシーンが広がり始めた1980年代前半に、ニューヨークのCBGBを手本のひとつとして生まれたHUCK FINN。南の大須には、1977年から続くElectric Lady Landがあります。

現在 8,572 件のライブ情報を掲載中 | 名古屋の中心地・栄。CLUB QUATTROからジャズバー、アイドル劇場まで、駅から歩いて回れるライブハウスの街を、歴史とあわせて紹介します。
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